英会話を無料で練習する方法5選|一人でも「話す量」は増やせる
英会話の練習は、お金をかけなくても始められます。必要なのは、録音のできるスマホと、スクリプト(英文の原稿)つきの無料音声、そして声に出す時間です。学校で何年も英語を学んだのに話せないと感じる場合、足りていないのは知識よりも「話した量」であることが少なくありません。その量は、一人でも、無料でも増やせます。
このページでは、無料でできる練習法を5つに絞り、それぞれのやり方と弱点、そして1日15分を目安にした1週間メニューを紹介します。独り言、録音、シャドーイングは、相手がいなくてもできる練習です。言語交換とAIとの音声会話は、一人では得られない「その場で返事が返ってくる経験」を補うために使います。
なお、このページはAI英会話パートナー「Airi」の運営元が書いています。Airiは、ずっと無料で使えるサービスではありません。無料なのは登録時につく600クレジット(会話にして約8分)で、そのあとは買い切りの有料パックになります。ここで紹介する方法の大半はAiriがなくてもできるので、まずは費用のかからないものから試してみてください。
Airiとの会話例
無料の練習で差がつく3つの条件
無料の練習がうまくいかないのは、無料だからではありません。たいていは、声を出していないか、一度言って終わりにしているかのどちらかです。どの方法を選ぶにしても、次の3つを満たしているかを確かめてください。
- 実際に声に出している。英語の動画やポッドキャストを聞くのは大切なインプットですが、その間、口は動いていません。「話す練習」に数えるのは、自分が声を出した時間だけにします。
- 時間を区切っている。「気が向いたら話す」では、なかなか続きません。タイマーを3分にセットするだけで、練習に始まりと終わりができます。
- 同じ内容を繰り返している。毎日新しい話題に移るより、同じ話を2回、3回と言い直すほうが、言葉は出てきやすくなります。
文字のチャットも便利ですが、鍛えられるのは主に書く力です。スピーキングが目的なら、キーボードではなく声で伝える練習を選びましょう。
無料でできる英会話の練習法5選:向いていることと弱点
| 練習法 | 向いていること | 弱点 |
|---|---|---|
| 1. 独り言英語 | 思いついたことをすぐ英語にする瞬発力。場所も道具も選びません | 間違えても、誰も教えてくれません |
| 2. 録音(同じ話を繰り返す) | 止まらずに文をつなげて話す力。自分の話し方の癖にも気づけます | 返事がないので、会話のやりとりにはなりません |
| 3. シャドーイング | 英語のリズムや音のつながり。聞き取りの練習にもなります | 口にするのは他人の文で、自分の考えを話す練習ではありません |
| 4. 言語交換(ランゲージエクスチェンジ) | 生身の相手の反応。相づちや聞き返しにも慣れます | 時間の半分は日本語で話すことになり、相手探しと日程調整が必要です |
| 5. AIとの音声会話 | 返事が返ってくる会話を、時間を選ばず、人目を気にせずにできます | 無料で使える範囲はサービスごとに異なります。Airiの場合は約8分です |
回数を気にせず無料で続けたいなら、頼りになるのは1から4です。AIは、そこに「返事」と「訂正」を足すものだと考えてください。自分の英語が相手にどう伝わるかは、人と話してみるのがいちばんよく分かります。一方で、早朝でも深夜でも相手をしてくれて、間違いを人に見られずに済むのはAIの強みです。
一人でできる3つの練習:独り言・録音・シャドーイングのやり方
独り言英語。いましていること、これからすることを、短い英語で実況します。朝なら「I'm making coffee. I need to leave in ten minutes.」(コーヒーをいれています。あと10分で出ないといけません)といった具合です。声を出しにくい場所では、小声でも構いません。大事なのは、言えなかった表現を日本語でメモしておき、あとで調べることです。短い日本語の文を見てすぐ英語にする「瞬間英作文」も、同じ瞬発力を鍛える練習です。
録音(4/3/2トーク)。同じ話を、4分、3分、2分と時間を縮めながら3回話して録音する方法です。Nel de Jong氏とCharles Perfetti氏が2011年に学術誌「Language Learning」で発表した研究では、英語を第二言語として学ぶクラスの24人が、4分、3分、2分のスピーチを録音しました。同じ話題を3回話すグループと、毎回話題を変えるグループを比べたところ、訓練中はどちらも流暢さが上がりましたが、訓練後のテストでその伸びを保っていたのは、同じ話題を繰り返したグループだけでした。24人という小規模な研究ではありますが、「繰り返す」ことの大切さを示す手がかりになります。
- 調べなくても話せる話題をひとつ選びます。自分の仕事、最近の旅行、よく作る料理などです。
- タイマーを4分にセットし、録音を始めて話します。間違いに気づいても、止まらずに続けます。言葉に詰まったら「What I mean is ...」(つまり、言いたいのは…)と言って先へ進みます。
- 同じ内容を3分で、次に2分で話します。話す中身は変えず、言いよどみを減らすことを目指します。
- 最後の録音を一度だけ聞き、明日もっとうまく言いたい文をひとつ書き出します。
4分が長く感じる方は、2分、1分半、1分に縮めても構いません。肝心なのは長さではなく、同じ話を繰り返すことです。
シャドーイング。英語の音声を聞きながら、少し遅れて影のようについていき、聞こえたとおりに声に出す練習です。いきなり始めると口が追いつかないので、段階を踏みます。
- スクリプトのある短い音声を選びます。無料の教材では、BBC Learning Englishが英語学習者向けに配信している「6 Minute English」が使いやすく、各回のスクリプトも公式サイトに掲載されています。
- まず何も見ずに聞き、話の大まかな内容をつかみます。
- スクリプトを読み、分からない単語と文の意味を確認します。意味の分からない文は、まねをしても身につきにくいためです。
- スクリプトを見ながら、音声と同時に読みます。これをオーバーラッピングといいます。
- スクリプトを見ずに、音声を追いかけて声に出します。全部が難しければ、冒頭の30秒だけを繰り返しても十分です。
相手のいる練習:言語交換とAIとの音声会話
一人の練習に足りないのは、相手の言葉にその場で応じる経験です。費用をかけずにこれを補う方法は2つあります。
言語交換。日本語を学んでいる英語話者とペアになり、お互いの言語を教え合います。お金はかかりませんが、時間の半分を相手の日本語練習にあてるのが前提です。長続きしない原因の多くは、最初にルールを決めていないことにあります。初回のメッセージで、次のように伝えておきましょう。
| 伝えたいこと | 英語での言い方 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 時間の分け方 | How about 15 minutes in English first, and then 15 minutes in Japanese? | 先に英語で15分、そのあと日本語で15分にしませんか。 |
| 訂正のしかた | Could you write down my mistakes and tell me at the end? | 間違いをメモしておいて、最後に教えてもらえますか。 |
| 自然な言い方かの確認 | Does that sound natural, or would you say it differently? | いまの言い方は自然ですか。それとも別の言い方をしますか。 |
| 単語が出てこないとき | I can't think of the word. It's something you use to ... | 言葉が出てきません。…するときに使うものです。 |
| 次回の約束 | Shall we do this again at the same time next week? | 来週も同じ時間にやりませんか。 |
AIとの音声会話。汎用の生成AIサービスにも、声で会話できる機能を備えたものがあります。英語学習のために作られたものではないので、最初に役割を伝えておくのがコツです。たとえば「Let's have a casual conversation in English. Please ask me one question at a time, and correct my mistakes briefly.」(英語で気軽に話しましょう。質問は一度にひとつにして、間違いは短く直してください)と伝えます。無料でどこまで使えるかはサービスやプランによって異なり、変更されることもあるため、公式の案内で確認してください。英会話の練習用に作られたAIの無料枠も選択肢のひとつです。
1日15分が目安の、1週間の練習メニュー
5つの方法を毎日すべてこなす必要はありません。下の表は、平日は一人の練習、週末に相手のいる練習を入れる組み方の一例です。時間は目安なので、生活に合わせて調整してください。
| 曜日 | 練習内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 月 | 独り言:朝の支度や家事を実況する。言えなかった表現を3つメモして調べる | 10分 |
| 火 | シャドーイング:短い音声を1本。聞く、スクリプト確認、オーバーラッピングまで | 15分 |
| 水 | 録音:月曜にメモした表現を使って、4/3/2トークをする | 15分 |
| 木 | シャドーイング:火曜と同じ音声で、スクリプトを見ずに追いかける | 15分 |
| 金 | 録音:水曜と同じ話題でもう一度。水曜の録音と聞き比べる | 15分 |
| 土 | 相手のいる練習:言語交換かAIとの音声会話で、今週の話題を話す | 15〜30分 |
| 日 | 休み。余裕があれば、来週の話題と音声を決めておく | 5分 |
火曜と木曜、水曜と金曜で、同じ素材を繰り返しているのがポイントです。新しいことを増やすより、同じ内容が前より楽に言えるようになる感覚を大事にしてください。
Airiの無料分は約8分:使いどころと、その後の料金
Airiは、声で話しかけると声で英語の返事をするAI英会話パートナーです。間違いがあると、正しい言い方を示す小さな訂正カード(Small fix)を一度にひとつだけ出し、会話を続けます。Googleアカウントで登録すると600クレジットが無料でつきます。会話にして約8分ぶんです。クレジットカードの登録はいりません。ただし、無料分がつくのは登録時だけで、毎日使える無料プランではありません。
この約8分は「お試し」と割り切り、一人の練習では得られない「声の返事」と「その場の訂正」に使うのがおすすめです。
- 先に一人で4/3/2トークをして、話す内容を口になじませておきます。
- Airiを開いたら、最初のひと言で話題と頼みごとを伝えます。「I'd like to talk about my job. Please ask me follow-up questions.」(仕事の話をしたいです。続けて質問をしてください)
- Small fixが出たら、正しい文を一度声に出して言い直し、会話に戻ります。
- 終わったら、訂正された文をメモします。翌日の4/3/2トークの材料になります。
続けたい場合は、買い切りのクレジットパックがあります。USD 5で2,600クレジット、USD 10で7,200クレジット、USD 20で17,000クレジットです。月額制ではないので、使わない月に料金が発生することはありません。料金は米ドル建てで、日本円での金額は購入時の為替レートによって変わります。サブスクリプションをこれ以上増やしたくない方は、いちばん小さいUSD 5のパックから試すのが無理のない選び方です。合わないと感じたら、このページの無料の方法だけで続けて問題ありません。
あらかじめお伝えしておくと、Airiが話すのは英語だけで、画面の表示も英語です。スマホやパソコンのブラウザで使うWebアプリで、App StoreやGoogle Playで配信しているアプリではありません。発音の採点、決まったレッスンやコース、学習の進み具合をまとめたレポートもありません。上達を約束するものでもなく、役割はあくまで「話す相手」です。
上手に使いこなすコツ
無料分を使う前に、話題をひとつ決めておく
約8分は、何を話すか迷っているうちに過ぎてしまいます。話題をひとつ決め、先に一人で4/3/2トーク(同じ話を繰り返す録音練習)をしてから始めると、言いたいことが口から出やすい状態でAiriと話せます。
性格はEasy Englishがおすすめ
Airiには6種類の性格があります。初心者の方や、久しぶりに英語を話す方には、いちばんやさしい言葉で話すEasy Englishが向いています。聞き取りに気を取られにくく、話すことに集中できます。
Small fixは声に出して言い直し、あとでメモする
訂正カードが出たら、正しい文を一度声に出してから会話に戻ります。終わったあとにメモしておけば、翌日の独り言や4/3/2トークの題材になります。
今日から、声に出して話してみよう
最初の600クレジットは無料。クレジットカードの登録も不要です。ログインして、Airiと最初の会話をしてみましょう。
Googleで無料で始めるAiriが話すのは英語で、アプリの画面も英語表示です。学んでいる言語そのもので練習する。それがAiriの考え方です。
よくある質問
英会話は本当に無料で練習できますか?
Airiは無料で使えますか?
Airiは日本語で使えますか?スマホアプリはありますか?
相手がいなくても、一人の練習だけで大丈夫ですか?
初心者は、どの方法から始めればいいですか?
発音は、無料でどうやって確認すればいいですか?
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