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日本人が間違えやすい英語20選|なぜ間違えるのか、どう言い換えるか

意見を聞くつもりで「How do you think?」と言ってしまう。「友達と遊びました」を「I played with my friends.」と訳してしまう。こうした間違いは、不注意や勉強不足のせいではありません。日本語の言い回しや助詞、カタカナ語の意味を、そのまま英語に持ち込むことで起こるものです。言語学では母語の「転移」と呼ばれ、どの言語の話者にも見られます。原因が日本語にあるぶんパターンは決まっていて、理由がわかれば直しやすい間違いでもあります。

このページでは、会話でよく出る20個を、直訳、カタカナ語、日本語にない文法、動詞の型、言葉の選び方に分けて、「言いがちな英語」「自然な言い方」「なぜそうなるか」を整理しました。あわせて、LとRやthなど、日本語話者が苦手としやすい音の出し方もまとめています。どれも意味はたいてい通じますし、恥ずかしいことではありません。

ただ、読んで納得しただけでは、会話の中でとっさに正しい形は出てきません。必要なのは、声に出して使い、その場で直してもらうことです。ページの最後に、ブラウザで使えるAIの英会話パートナー、Airiを相手に練習する方法を載せました。声で話しかけると声で返事があり、言い間違いは「Small fix」(小さな訂正カード)として一度にひとつだけ示されます。Googleアカウントで登録すると、600クレジット(約8分ぶん)が無料でつき、クレジットカードの登録はいりません。なお、Airiが話すのは英語で、画面の表示も英語です。

Airiとの会話例

Hi Ken, welcome back! How was your weekend?
It was good. On Saturday I played with my friends from college.
Sounds like a fun day! Small fix: "I hung out with my friends from college." Where did you all go?
We went to an izakaya in Shibuya. I hung out with them until eleven.
Nice, "hung out" came out naturally that time. What did you have to eat?
We had yakitori and fried chicken. It was really good.
こんな会話を無料で試す600クレジット無料、会話およそ8分ぶん。カード不要です。

日本語をそのまま英語にすると起こる間違い(1〜4)

最初のグループは、日本語の言い回しを単語ごとに英語へ置き換えたときに起こる間違いです。文法の規則というより、「英語ではその組み合わせで言わない」という問題なので、文ごと覚えてしまうのが近道です。

言いがちな英語自然な言い方なぜそうなるか
1. How do you think about this plan?What do you think about this plan?(この計画をどう思いますか)「どう思う?」の「どう」をhowに置き換えるためです。英語では考えの中身をたずねるので、whatを使います。
2. I went to there last year.I went there last year.(去年そこに行きました)「そこに」の「に」をtoにしたくなりますが、thereやhereは「そこに」「ここに」まで含んだ言葉です。toはいりません。go home、go abroadも同じです。
3. I'm boring on weekends.I'm bored on weekends.(週末は退屈しています)日本語の「退屈だ」は、人の気持ちにも物事の性質にも使えます。英語は、気持ちを-ed(bored)、その原因を-ing(boring)で言い分けます。I'm boringは「私はつまらない人間です」という意味になります。
4. Sorry, I have a promise tonight.Sorry, I have plans tonight.(すみません、今夜は予定があります)「約束がある」の直訳です。promiseは「必ずそうすると誓うこと」を指します。人と会う予定はplans、病院の予約や仕事上の面会の約束はan appointmentと言います。

「どう」がいつもwhatになるわけではありません。「How was your weekend?」(週末はどうでしたか)のように、様子をたずねるときはhowです。意見を聞く場面でhowを使いたいなら、「How do you feel about this plan?」(この計画について、どう感じますか)と言えます。

和製英語とカタカナ語の落とし穴(5〜8)

カタカナ語には、日本で独自の意味を持つようになった言葉や、日本で作られた和製英語があります。日本語としては正しい言葉ですが、英語の会話でそのまま使うと、別の意味に受け取られることがあります。

言いがちな英語自然な言い方なぜそうなるか
5. I got a claim from a customer.I got a complaint from a customer.(お客様から苦情を受けました)日本語の「クレーム」は苦情のことですが、英語のclaimは「主張」や、保険金などの「請求」を表します。苦情はcomplaintです。
6. I live in a mansion in Yokohama.I live in an apartment in Yokohama.(横浜のマンションに住んでいます)英語のmansionは、部屋がいくつもある大邸宅のことです。日本の「マンション」はapartment、分譲ならcondo(condominium)と言います。イギリスではflatです。
7. My tension is high today!I'm so excited today!(今日はすごく気分が上がっています)「テンションが高い」は気分の盛り上がりを指しますが、英語のtensionは緊張や、張りつめた空気のことです。
8. I want to challenge surfing this summer.I want to try surfing this summer.(この夏はサーフィンに挑戦したいです)「チャレンジする」は「試してみる」の意味で使いますが、英語の動詞challengeは、人に勝負を挑む、決定に異議を唱える、という意味です。新しいことへの挑戦はtry、試験ならtake the examと言います。

表の4つのほかにも、会話に出やすいカタカナ語があります。

日本語にはない文法と、動詞の型(9〜16)

日本語の名詞には冠詞がなく、単数と複数もふつうは区別しません。「猫」はa catにもthe catにもcatsにもなります。動詞の時制も、基本は過去とそれ以外の2つです。英語でaやsが抜けるのは、日本語では言い表す必要のない情報だからで、ごく自然なことです。後半の4つは動詞ごとに決まっている型です。「〜すること」をいつもto+動詞にしてしまったり、日本語の助詞(〜について、〜と、〜に)につられたりするのが主な原因です。

言いがちな英語自然な言い方なぜそうなるか
9. I bought book yesterday.I bought a book yesterday.(昨日、本を買いました)日本語には冠詞がありません。数えられる名詞を単数で使うときは、a、the、myなどを前に置きます。初めて話題に出すものはa、相手にもどれのことかわかるものはtheです。
10. I have two sister.I have two sisters.(姉妹が2人います)「2人」と言えば複数だとわかるので、日本語では名詞の形を変えません。英語は数を言ったうえで、名詞にもsを付けます。
11. Thank you for your advices.Thank you for your advice.(アドバイスをありがとうございます)adviceやinformationは、英語では数えられない名詞です。sは付けません。数えたいときはa piece of adviceと言います。
12. I live in Osaka for ten years.I've lived in Osaka for ten years.(大阪に住んで10年になります)日本語は「住んでいます」のひとつの形で言えますが、過去から今まで続いていることは、英語では現在完了形(have+過去分詞)で表します。
13. I enjoy to cook on weekends.I enjoy cooking on weekends.(週末は料理を楽しんでいます)enjoyのあとに動詞を続けるときは、必ず-ing形です。また、enjoyにはふつう「何を」にあたる言葉が必要で、「楽しかったです」はI enjoyed.ではなくI enjoyed it.と言います。
14. Let's discuss about the schedule.Let's discuss the schedule.(日程について話し合いましょう)「〜について」につられてaboutを足してしまいます。discussは「〜について話し合う」までを含む動詞です。aboutを使うならtalk about the scheduleです。
15. She married with her coworker.She married her coworker.(彼女は同僚と結婚しました)「〜と結婚する」の「と」をwithにしてしまうためです。marryのあとには相手をそのまま続けます。結婚している状態を言うときはShe is married to her coworker.で、前置詞はtoです。
16. I went to shopping in Umeda.I went shopping in Umeda.(梅田へ買い物に行きました)「買い物に行く」の「に」がtoになってしまいます。go shopping、go skiing、go campingのように、goのあとに-ing形をそのまま続けます。

言葉の選び方と丁寧さ(17〜20)

最後のグループは、文の形は正しくても、場面に合わなかったり、意図と違う印象を与えたりするものです。

言いがちな英語自然な言い方なぜそうなるか
17. I played with my friends on Saturday.I hung out with my friends on Saturday.(土曜日は友達と遊びました)「遊ぶ」をplayと訳すためです。playは子どもの遊びや、スポーツ、ゲーム、楽器に使います。大人が友人と過ごすことはhang outと言います。I had dinner with my friends.(友達と夕食を食べました)のように、したことを具体的に言ってもかまいません。
18. Nice to meet you again.Nice to see you again.(またお会いできてうれしいです)「会う」はmeetと習いますが、meetは初対面のあいさつに使うのがふつうです。2回目からはseeにします。
19. Please send me the file by Friday.Could you send me the file by Friday?(金曜日までにファイルを送っていただけますか)「〜してください」をPlease+動詞に置き換えるためです。pleaseを付けても命令文の形は変わらないので、頼みごとというより指示に聞こえることがあります。Could you ...?と質問の形にすると、丁寧な依頼になります。
20. 「Don't you eat natto?」と聞かれ、食べないのに「Yes.」No, I don't.(はい、食べません)日本語の「はい」は、相手の言った内容が正しいという返事です。英語のYesとNoは事実に合わせます。食べるならYes, I do.、食べないならNo, I don't.で、質問が否定の形でも変わりません。

間違いではありませんが、気をつけたい習慣がもうひとつあります。「〜かなと思います」「たぶん」の感覚で、文のたびにmaybeやI thinkを付けてしまうことです。英語では、自信がないように聞こえたり、本心がわかりにくくなったりします。断るときにやわらげたいなら、「Maybe I can't go.」ではなく「I'm afraid I can't go.」(残念ですが、行けません)と言えば、丁寧さを保ったままはっきり伝えられます。

発音:LとR、th、v、語末の余分な母音

発音にも、日本語の音のしくみからくる傾向があります。日本語のラ行の子音はひとつですが、英語にはLとRの2つがあります。thやvにあたる音は日本語になく、thはサ行やザ行、vはバ行で代用しがちです。また、日本語の拍は「ん」や「っ」を除いて母音で終わるため、子音で終わる英語の単語にも母音を足したくなります。舌と唇の位置を知っておくと、練習しやすくなります。

日本語らしい響きをなくす必要はありません。rightとlight、thinkとsinkのように、音の違いで別の単語になる組み合わせから練習すれば十分です。なお、Airiは発音を採点したり、音をひとつずつ分析したりはしません。Airiの話す英語を聞いてまねる、文の中で実際に言ってみる、という使い方になります。自分の発音を確かめたいときは、スマートフォンで録音して聞き返す方法が手軽です。

Airiを相手に、パターンごとに声に出して練習する

Airiはブラウザで使えるAIの英会話パートナーです。声で話しかけると声で返事をし、言い間違いをSmall fixとして一度にひとつだけ示して、会話を続けます。1回の会話でねらうパターンをひとつに絞り、最初に次のように英語で頼んでみてください。ロールプレイにも応じます。

  1. 冠詞と複数形(9・10) 「Ask me about my room and the things I bought recently.」(私の部屋と、最近買ったものについて質問してください)。a deskやtwo chairsのように、物の名前がたくさん出てきます。
  2. 現在完了形(12) 「Ask me how long I've been doing things, like my job or my hobbies.」(仕事や趣味など、それぞれどのくらい続けているかを質問してください)。I've worked there for five years.の形で答えます。
  3. enjoy、go+-ing、hang out(13・16・17) 「Ask me about my weekends, one question at a time.」(週末について、ひとつずつ質問してください)。
  4. What do you think?とdiscuss(1・14) 「This time, I'll ask the questions. I'd like to hear your opinion on three topics.」(今回は私が質問します。3つの話題について、あなたの意見を聞かせてください)。自分が質問する側に回り、What do you think about ...?やLet's discuss ...で切り出します。
  5. カタカナ語(5〜8) 「Ask me about where I live and what my job is like.」(住まいと仕事の様子について質問してください)。apartmentやcomplaintなど、表の言い換えを使って答えます。
  6. 丁寧な依頼(19) 「Let's role-play. You're my coworker, and I need to ask you for a few favors.」(ロールプレイをしましょう。あなたは同僚で、私がいくつか頼みごとをします)。Could you ...?で頼む練習になります。
  7. 否定の質問(20) 「Ask me some negative questions, like "Don't you like coffee?"」(「コーヒーは好きではないのですか」のような、否定の質問をしてください)。事実に合わせてYes, I do.かNo, I don't.で答えます。

Small fixが表示されたら、正しい文を一度声に出してから会話を続けます。Airiは名前と前回の話題を覚えているので、次の日は続きから始められます。性格は6種類あり、話しやすい相手を選べます。登録時の600クレジットは約8分ぶんなので、まずパターンをひとつ試してみるのにちょうどよい長さです。

できないことも、あらかじめお伝えしておきます。Airiは発音の採点や分析をしません。レッスンやカリキュラム、学習レポート、修了証もなく、人間の講師がつくサービスでもありません。ブラウザで使うWebアプリで、スマートフォンのホーム画面に追加することはできますが、App StoreやGoogle Playで配信しているアプリではありません。間違いをひとつずつ直しながら話す量を増やすための、練習相手です。

上手に使いこなすコツ

意識するのは一度にひとつ

20個を同時に気にすると、かえって言葉が出なくなります。今週は冠詞だけ、というようにひとつ決めて、ほかの間違いは気にせず話してください。

直してもらった文は声に出して言い直す

Small fixが表示されたら、正しい文を一度声に出してから会話に戻ります。目で読んで終わりにせず、口を動かしておくことが大切です。

カタカナ語は一度疑ってみる

クレーム、マンション、テンションのように、英語と意味がずれているカタカナ語は少なくありません。迷ったら辞書で確かめるか、Airiに「Is "mansion" the right word for my apartment?」(私の住まいにmansionという言葉は合っていますか)と聞いてみてください。

今日から、声に出して話してみよう

最初の600クレジットは無料。クレジットカードの登録も不要です。ログインして、Airiと最初の会話をしてみましょう。

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Airiが話すのは英語で、アプリの画面も英語表示です。学んでいる言語そのもので練習する。それがAiriの考え方です。

よくある質問

日本人が英語を間違えやすいのはなぜですか?
多くは、日本語のしくみを英語に持ち込むことで起こります。日本語には冠詞がなく、単数と複数もふつうは区別せず、主語も省けます。また、「どう思う」「〜について話し合う」といった言い回しを単語ごとに置き換えると、英語としては不自然な形になります。言語学で母語の「転移」と呼ばれる現象で、どの言語の話者にも起こります。能力や努力の問題ではありません。
間違えたままでも、英語は通じますか?
この20個の多くは、間違えても意味は通じます。ただ、I'm boring(私はつまらない人間です)や、否定の質問へのYesとNoのように、意図と逆に伝わるものもあります。まず誤解につながるものから直し、冠詞や複数形のような細かい点は、話す量を増やしながら少しずつ整えていけば十分です。
Airiは、こうした間違いを直してくれますか?
会話の中で言い間違いがあると、Airiは「Small fix」として正しい言い方を一度にひとつだけ示し、そのまま会話を続けます。間違いをすべて一覧にしたり、学習レポートを作ったりはしません。発音の採点や分析もしません。
Airiは無料で使えますか?
最初は無料で試せます。Googleアカウントで登録すると600クレジットがつき、これは約8分ぶんの会話にあたります。クレジットカードの登録はいりません。続けたい場合は、買い切りのクレジットパックを購入します。5米ドルで2,600クレジット、10米ドルで7,200クレジット、20米ドルで17,000クレジットです。価格は米ドル建てで、月額のサブスクリプションはありません。
Airiやアプリの画面は日本語に対応していますか?
いいえ。Airiが話すのは英語で、アプリの画面も英語表示です。日本語版はありません。このページは間違いの理由がわかるように日本語で書いていますが、練習そのものは英語で行います。文法を日本語で一から学びたい方は、文法書や授業と組み合わせて使うのがよいでしょう。
スマホにアプリをダウンロードする必要はありますか?
ありません。Airiはブラウザで開いて使うWebアプリです。App StoreにもGoogle Playにもアプリはありません。利用にはマイクとインターネット接続が必要で、オフラインでは使えません。

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