英検®二次試験の面接練習|AIに面接委員役を頼んで、声に出して答える
英検®の二次試験(面接)は、一次試験と違って、知識があるだけでは乗り切れません。質問を聞き取り、その場で考え、声に出して答える必要があります。対策本を読んで答え方を理解していても、実際に口を動かした回数が少ないと、本番で最初のひと言が出てこないことがあります。とはいえ、面接委員役を引き受けてくれる相手は、なかなか見つかりません。学校や塾の先生にお願いできる回数には限りがありますし、社会人の方ならなおさらです。
Airiは、声で話しかけると声で答えるAI英会話パートナーです。英語で「英検2級の面接委員役をしてください」と頼むと、質問を出し、答えに反応して、次の質問へ進みます。文に間違いがあれば、Small fix(小さな訂正カード)で正しい言い方をひとつだけ示します。相手はAIなので、同じ質問を何度やり直しても気まずくなりません。初めて二次試験を受ける中学生や高校生の方にも、二次試験から受け直す社会人の方にも、質疑応答の場数を踏むための練習相手として使えます。
先にお伝えしておくと、Airiは採点をしません。合否や英検CSEスコアの予測、発音の評価もできません。問題カード(パッセージやイラスト)を画面に表示することもできないので、音読とイラストの課題は、問題集などを手元に用意して練習する必要があります。また、Airiが話すのは英語だけで、画面の表示も英語です。利用規約により、ご利用いただけるのは13歳以上の方に限られます。このページでは、公式サイトで確認した試験の形式、級ごとの質問例、Airiへの頼み方を順に紹介します。
Airiとの会話例
英検二次試験の形式と試験時間(3級から1級まで)
二次試験は、3級以上で行われる面接形式のスピーキングテストです。下の表は、公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトで各級の「試験内容」として公開されている情報を、2026年10月時点でまとめたものです。
| 級 | 試験時間 | 課題 | 面接委員 |
|---|---|---|---|
| 3級 | 約5分 | 音読(30語程度のパッセージ)、パッセージについての質問1問、イラストについての質問2問、日常生活の身近な事柄についての質問2問 | 1人 |
| 準2級 | 約6分 | 音読(50語程度)、パッセージについての質問1問、イラストについての質問2問、受験者自身の意見などを問う質問2問 | 1人 |
| 準2級プラス | 約7分 | 音読(55語程度)、パッセージについての質問1問、3コマのイラストの展開の説明、受験者自身の意見などを問う質問2問 | 1人 |
| 2級 | 約7分 | 音読(60語程度)、パッセージについての質問1問、3コマのイラストの展開の説明、受験者自身の意見などを問う質問2問 | 1人 |
| 準1級 | 約8分 | 自由会話、4コマのイラストの展開を説明するナレーション(2分間)、受験者自身の意見を問う質問4問(うち1問はイラストに関連した質問) | 1人 |
| 1級 | 約10分 | 自由会話、5つのトピックから1つを選んで行うスピーチ(2分間)、スピーチの内容やトピックに関する質疑応答 | 2人 |
評価の観点も、同じページに書かれています。3級から2級までは、応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、そして「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」などです。準1級では、ここにナレーションの内容が加わります。1級は「スピーチ・応答の内容、語い、文法、発音の正確さなど」とされています。面接対策でよく「アティチュード」と呼ばれるのは、この「意欲や態度」の観点のことです。
結果は英検CSEスコアで示されます。公式サイトの「英検CSEスコアでの合否判定方法について」によると、スピーキングを含む各技能の満点は、3級が550、準2級が600、準2級プラスが625、2級が650、準1級が750、1級が850です。合格基準スコアは級ごとに固定されています。
なお、2024年度の問題形式リニューアルでは、準1級の二次試験でNo. 4の質問に話題導入文が加わりました。1級、2級、準2級、3級の二次試験は「変更なし」と案内されています。形式は見直されることがあるので、受験前に必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。公式サイトの「バーチャル二次試験」では、入室から退室までの流れを音声つきのアニメーションで確認できます。
級ごとの質問例と、評価につながる答え方
下の質問は、公式サイトのサンプル問題の形式にならって、このページのために作った例です。実際に出題された問題ではありません。音読とイラストの課題は問題カードがないと再現できないため、カードを見ずに答える質問だけを取り上げています。
| 級 | 質問例(英語) | 答え方のポイント |
|---|---|---|
| 3級 | What do you usually do after school?(放課後はたいてい何をしますか)/Have you ever been to a zoo?(動物園に行ったことはありますか) | 主語と動詞のそろった文で答えます。Yes / Noで答えたあとに「Please tell me more.」(もう少し詳しく教えてください)と続けて聞かれる形があるので、1文足す準備をしておきます。 |
| 準2級、準2級プラス | Do you think students should read more books?(学生はもっと本を読むべきだと思いますか) | Yes / Noを先に言います。続けて「Why?」(なぜですか)または「Why not?」(なぜそう思わないのですか)と聞かれるので、理由を2文で答えます。公式サイトのサンプル問題の解答例も、理由が2文の形です。 |
| 2級 | Some people say that young people spend too much time on their smartphones. What do you think about that?(若者はスマートフォンに時間を使いすぎだと言う人がいます。あなたはどう思いますか) | 「I agree.」(賛成です)か「I disagree.」(反対です)で立場をはっきりさせてから、理由を2文ほど続けます。もう1問は「Do you think ...?」の形で、Yes / Noのあとに理由を聞かれます。 |
| 準1級 | Do you think that companies should do more to protect the environment?(企業は環境保護のためにもっと努力すべきだと思いますか) | 社会性のある話題が中心です。立場、理由、具体例の順に話すと、答えがまとまります。最後の質問(No. 4)では、話題を導入する1文のあとに質問が続きます。 |
| 1級 | Agree or disagree: Remote work will become the standard way of working(賛成か反対か:リモートワークは標準的な働き方になる) | 2分間のスピーチは、主張、理由、まとめの順に組み立てます。スピーチのあとは、その内容やトピックについての質問に答えます。 |
どの級でも大切なのは、次の3つです。聞かれたことに正面から答えること(応答内容)。理由や具体例を添えること(情報量)。相手に届く声で、やりとりを続けようとすること(意欲や態度)。どれも、公式サイトにある評価の観点に対応しています。
二次試験で受験者がつまずきやすい5つのポイント
二次試験でつまずく原因は、英語力そのものよりも、声に出して答えることに慣れていない点にあることが少なくありません。よくあるのは、次の5つです。
- Yes / Noのひと言で止まってしまう。結論のあとに理由を1文か2文続けるところまでを、ひとまとまりとして練習します。「I agree. First, ... Also, ...」(賛成です。まず…。それに…)という型で十分です。
- 考えているあいだ、黙り込んでしまう。「Let me see.」(そうですね)や「Well, ...」(ええと)とひと言はさむだけで、沈黙にならずにすみます。
- 聞き取れなかったときに、何も言えなくなる。「Could you say that again, please?」(もう一度言っていただけますか)を、迷わず言えるようにしておきます。あてずっぽうで答えるより、聞き返すほうがやりとりとして自然です。
- 覚えてきた答えを、質問と関係なく話してしまう。質問の主語と時制を聞き取り、そのまま答えの文に使います。「Do you think more people will ...?」と聞かれたら、「Yes. I think more people will ...」で始めます。
- 日本語をそのまま英語に置きかえてしまう。「ほとんどの学生」をalmost studentsと言ってしまうのが代表的な例です。almostは副詞で、名詞を直接修飾できません。正しくはmost students、またはalmost all studentsです。「どう思いますか」を直訳した「How do you think?」も同じで、意見をたずねるときは「What do you think?」と言います。
最後に挙げたような言葉の選び方や文法の間違いは、Airiとの会話ではSmall fixとして、一度にひとつだけ示されます。一方で、声の大きさやアイコンタクトのような対面ならではの部分は、Airiでは確認できません。家族や先生に一度見てもらうと安心です。
Airiで練習できる課題、できない課題
Airiが得意なのは、質問されて声で答える部分です。問題カードを使う課題には向いていません。課題ごとに整理すると、次のようになります。
| 二次試験の課題 | Airiとの練習 | 補い方 |
|---|---|---|
| 入室時のあいさつ、自由会話 | 練習できます。面接委員役として、あいさつや簡単な日常会話から始めてもらえます。 | 入室から退室までの動作は、公式サイトのバーチャル二次試験で確認します。 |
| 受験者自身のことや意見を問う質問 | いちばん向いている部分です。級と話題を伝えると、質問を1問ずつ出してもらえます。 | 問題集で見た話題を伝えると、近い質問で練習できます。 |
| 音読、パッセージについての質問 | 向いていません。Airiは問題カードを表示できません。 | 問題集のパッセージを自分で音読し、録音して聞き直します。 |
| イラストの説明、ナレーション | Airiにはイラストが見えません。手元のイラストを見ながら説明し、Airiに聞いてもらうことはできますが、説明が絵と合っているかどうかは確認できません。 | 問題集のイラストを使い、準備時間と解答時間を自分で計ります。 |
| スピーチと質疑応答(1級) | トピックを出してもらい、スピーチのあとに質問を受ける練習ができます。 | スピーチの2分間は、自分のタイマーで計ります。 |
| 採点、合否の判定、発音の評価 | できません。 | 必要な場合は、先生に見てもらうか、採点機能のある英検対策用のサービスと併用します。 |
AIが採点まで行う英検対策専用のサービスもあります。Airiはその代わりになるものではなく、「質問されて、声で答える」回数を増やすための練習相手です。採点は別の方法で受け、話す量はAiriで増やす、という使い分けをおすすめします。
Airiとの練習手順:一人でできる1回10分ほどのメニュー
- 級と役を伝える。「Please act as an Eiken Grade Pre-2 examiner. Ask me one question at a time.」(英検準2級の面接委員役をお願いします。質問は1問ずつ出してください)。級の英語名は、3級がGrade 3、準2級プラスがGrade Pre-2 Plus、2級がGrade 2、準1級がGrade Pre-1、1級がGrade 1です。
- 入室のあいさつから始める。「Please start with the greeting, as if I've just entered the room.」(部屋に入ったところから、あいさつで始めてください)と頼みます。
- 意見を問う質問に3問答える。結論、理由の順で、黙り込まずに言い切ることだけを意識します。
- Small fixが出たら、正しい文を声に出して言い直す。読むだけで終わらせず、一度口に出してから次の質問へ進みます。
- 同じ質問にもう一度答える。「Could you ask me the same question again?」(同じ質問をもう一度お願いします)と頼み、2回目は理由を1文増やします。
- 最後に、問題集で音読とイラストの課題を通す。Airiとは別に、タイマーで本番と同じ試験時間を計り、最初から最後まで通して練習します。
Googleアカウントで登録するとつく無料の600クレジットは、会話にして約8分ぶんです。クレジットカードの登録は必要ありません。質疑応答の練習をひととおり試せる長さです。続ける場合は、USD 5(2,600クレジット)からの買い切りパックを選べます。月額料金はないので、試験前の数週間だけ集中して使うこともできます。
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
上手に使いこなすコツ
性格はFriendly TutorかEasy Englishを選ぶ
落ち着いたやりとりで練習したい方にはFriendly Tutor(親しみやすい先生タイプ)、3級や準2級でやさしい言葉を使ってほしい方にはEasy English(いちばんやさしい言葉で話す)が向いています。速いと感じたら「Could you speak more slowly, please?」(もう少しゆっくり話していただけますか)と頼んでください。
答えは「結論、理由、もう1文」の順で
最初にYes / NoやI agree. / I disagree.で立場を言い、理由を続け、余裕があれば具体例を1文足します。この順番を毎回守ると、考えがまとまりきっていなくても話し始められます。Airiとの練習では、内容の立派さよりも、黙り込まずに言い切ることを目標にしてください。
音読とイラストは、問題集と録音で補う
Airiは問題カードを表示できず、発音の評価もしません。音読は問題集のパッセージを自分で読み、スマホで録音して聞き直しましょう。イラストの課題は、準備時間と解答時間をタイマーで計って練習します。Airiとの質疑応答と組み合わせると、面接全体をひととおり練習できます。
今日から、声に出して話してみよう
最初の600クレジットは無料。クレジットカードの登録も不要です。ログインして、Airiと最初の会話をしてみましょう。
Googleで無料で始めるAiriが話すのは英語で、アプリの画面も英語表示です。学んでいる言語そのもので練習する。それがAiriの考え方です。
よくある質問
Airiは英検の面接を採点したり、合否を予想したりできますか?
無料で使えますか?
Airiは日本語で使えますか?アプリはありますか?
音読やイラストの課題も練習できますか?
3級や準2級の練習にも使えますか?
二次試験だけを受け直す場合にも使えますか?
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